〓カイロ 観光・旅行〓 ひとりで世界旅行(カイロの旅記 in 🇪🇬)ー2/2編
今回も前回同様、エジプトのカイロ滞在中の旅記を書いていきます。
今回の章では、前回の投稿の残りの出来事とエジプト・カイロの考古学博物館、ナイル川クルーズについて書いていきます。
1、前回の投稿の残りの出来事
まずは前回の投稿の補足から書いていきます。
このラクダに乗っている写真は、ピラミッド周辺を探索中におじいちゃんに無理矢理帽子を被らされて杖を渡されて、ほぼ強制的に記念撮影をされました。そのおじいちゃんは終始ニコニコ。「ほぉらぁ...、これでも被ってな.....」まあ最初の方から察していましたけど、チップ目当ての犯行ですよねきっと。
案の定そうでした。
まあ、観光地だから仕方がないし、帽子と杖を持ってラクダに乗りながら記念撮影出来る機会なんて、ほとんど無いので良しとしましょう!運が良かったと。
次に、この有名なスフィンクス。みなさんもご存知の通りこのスフィンクスの目線の先には「KFC-ケンタッキー・フライドチキン」があります。この地に来る前に、このスフィンクスが見つめている「KFC」には絶対行こう!と思っていましたが、そもそも当時はKFCのチキンを食べるような気分ではなかったですし、日本みたいに気軽に入れるような景観・ファザードはしていなかったので 断念しました。
スフィンクスの場合、比較対象として背景にピラミッドがあるのでその大きさがわかりやすいですが、ぱっと見かなり小さいと感じました。ただ、上の写真が最もスフィンクスに接近した時なので、実物の大きさを確認するためにもう少し近づいてみても良かったのかもしれません。
この写真のタイトルが「ホテルとカイロ考古学博物館の中間地点で車の中から撮ったナイル川」と書いてありますが、ナイル川が全然見えません。ごめんなさい。(笑)
お馬さんが歩いていますね。実はこの写真はエジプトーカイロ考古学博物館からの帰り道で撮った写真なのですが、最後にこれを載せると後味が悪くなりそうな気がするので今載せました。
2、カイロ考古学博物館
次に、エジプト-カイロ考古学博物館に到着しまして、内部の美術品たちをとことん鑑賞しました。
お天気でした。ただこの日もそんなに暑いとは感じませんでした。
では下にざっと、このカイロ考古学博物館にはどのような展示物があるのか載せていきます。本当に沢山の展示品がありましたが、そのうちのほんの一部・氷山の一角を載せていきます。
カイロ考古学博物館内でも比較的有名な展示品を上にまとめました。
実はカイロ考古学博物館で「あるもの」を探していまして、入場から1時間以上経ちましたが、その探しているものには一向に辿り着けません。
埒が明かないので、ある部屋の係りのお兄さんに「あるもの」の在りかを聞いてみると、「それはこの部屋にある!」とドヤ顔していただきました。
その「あるもの」がこちらです。
引用元:【ツタンカーメン】のマスクとツーショット出来るの知ってました?【エジプト】 | 【名鉄観光・旅pad】世界の旅ブログ・海外旅行に関する情報をお届けします。
「でーーーーーーーーーん」
これです!!!ツタンカーメンの黄金のマスク。
ツタンカーメンの黄金のマスクが展示してあるお部屋には、ドヤ顔していただいた警備員さんも含め私服の警備員さんが何人かいて、かつ写真は厳禁でした。スマートフォンで写真を密かにとっていた人がいましたが、即刻警備員さんに見つかって消されていました。それだけ厳重です。
情報が古いかもしれませんが、このツタンカーメンの黄金のマスクの時価総額は日本円でなんと300兆円だそうです。
「そりゃ簡単に写真は撮らしてくれないわけですわなぁ.....」
ただ、ツアーで来ていたら一日300人限定でツーショット記念撮影可という広告を昔見たことがあります。(それを申し込めばよかった...)
でもそれは、日本から他の観光客の方達と一緒にツアーで来たらの話なので、今回の私個人で来ている旅では論外でしたね。
ちなみに上の写真だと、ガラスに反射して何人かが写っているので複数人その場にいると認識する事が出来ますが、私が行った時はただでも観光客が少なくて、それに加えて「ツタンカーメンの黄金のマスク」を見たとしてもみんな5分もしないうちにその場から去って行ってしまうので、「ツタンカーメンの黄金のマスクの目の前には私一人しかいない!」という時間が5〜10分ありました。
流石にそんな状況でも私服の警備員さん数人はちゃっかり私の周りでスタンバイしていましたが。
あの時価総額300兆円の黄金のマスクの目の前にほぼ独占的にいる状況は、私の心の中で、良い意味での「ストレス」やエジプトの国家が誇る美術品の前に立つ「プレッシャー」、長年メディアを通して間接的にしか観ることの出来なかったものを直接的に観る事ができた「感動」、過去何千年前の先人が創り時価総額300兆といった有形資産の目の前にいる「緊張」、ここまで偉大で先人が創り出した人間界の宝石を目前に一人でいるという事の「困惑」、感性をくすぐり私自身落ち着くことの出来ない「動揺」、全て金に輝く創造物が醸し出す「圧巻」、愚直にそのものに対して直視せざるを得ない「誘惑」や「硬直」など、あらゆる感情が伴うものでした。まさに、ただ見ているだけなのに色々なものを感じました。
次に、車の運転手がおじいちゃんからホテルのお兄さんに変わります。カイロ市内を回って街を紹介してくれました。
こちらがカイロ市内の風景になります。車のお兄いさんが「ここはぁ〜とっても映える所だから是非撮っておけぇ」と言っていたので撮りました。これは大学でしたでしょうか。よく覚えていませんが、国の建物らしいです。
3、ナイル川ゴールデン・クルーズ
そして、今回の記事の最後になります「ナイル川ゴールデン・クルーズ」。ナイル川のほとりには沢山のクルーズ船が並んでいました。時間も空いてましたので、その中の1つのツアーに参加することにしました。
その当時の時間が16:00くらいであり、このクルーズは夜の21:00くらいから始まるそうで時間があるので、一度歩いてホテルに帰宅しました。
そして時間になりましたので、ナイル川横の暗い道をひたすら歩いていきますと、警察官がたむろって道を塞いでいるではありませんか。どうやら夜になると警察が出てきて道の規制を行なっているらしく、大回りしてクルーズがある場所へ向かわなければなりません。かなり大回りしました。10分くらいで到着する道を30分ほどかけました。
そして、いよいよ「ナイル川ゴールデン・クルーズ」!
そのクルーズの参加中に日系人らしき方がいらっしゃったので話をかけてみると、なんと滋賀県からエジプトに滞在中のかなえさんという日本のお姉さんでした!彼女は趣味で世界を股に掛けるトラベラーだそうです。それで今回はエジプトのカイロに来たのだそうで偶然にもお会いする事が出来ました。すごいですよね、私も彼女の根性見習わなければならないと感じました。クルーズ中に沢山お話をしまして、時間はあっという間に過ぎていきました。次はどちらに行かれるのでしょうか。
ただ、ツーショットの写真は撮っていなかったです。
でも、Instagramで繋がっているので心配は無用です!
下はクルーズ内のイベントで、「お姉さんが爆音の音楽にのせて歌い、おじさんが全身光りながら剣を振り回す」といった日本ではほぼ見ることの出来ないデンジャラスなパフォーマンスを披露していただきました。その終始日本ではシュールな光景に、かなえさんと私は大爆。(笑)
そのかなえさんと有意義なお話ができまして、クルーズが終わってから、ホテルの方向が違ったのでこのゴールデンクルーズの入り口でお別れをします。
この場所で日本の素敵な方とお会いできたことに感謝します。良い思い出ができました。
そして私は、さっき来た薄暗いナイル川のほとりを 一人で歩きながら恐怖を感じながらホテルに帰って行きました。まだ道の規制を行っていたので、来た道と同じように大回りせざるを得ませんでした。夜のナイル川のほとりは想像以上に怖かったです。ただでも街灯が少ないので、昼間では感じなかったのに夜にはとても街が荒廃しているように見えました。これも「ミラージュ」でしょうか。もうホテルに着くまで愚痴が尽きませんでした。
次の日の朝、人生で初めて配車アプリ「Uber」を使って車を呼び寄せました。
※ちなみに、日本では白タクになってしまうので、上のURLからは純正のタクシーを呼ぶことが出来ます。
すると、アプリで表示されたままの優しそうなお兄さんと黒塗りの車が迎えに来てくれて、カイロ国際空港へと向かいました。
エジプトはチップが習慣の国なので、その車のお兄さん用にチップは事前に用意していましたが、「Uber」経由でもチップが渡すことができるらしいので、既にそのことを知っている百戦錬磨のお兄さんは「チップはいらないよっ!」と言わんばかりのどや顔をかましていました。ただ最後には、折角用意していたチップなので、お願いするように渡して受け取ってもらいました。
20%の恐怖と30%の心配と50%の不安とで、とても早くカイロ国際空港についてしまいました。
10:30頃、Uberのお兄さんの車で空港に到着して、私が次の国へフライトする時間がなんと23:30。
「13時間待ちって.......どんだけ時間無駄にするねんっ........」
ちなみにカイロ国際空港は前述しましたが、まあまあ質素な空港。ですのでほとんどお店はありませんでした。チェックインした後にはブランド店が立ち並ぶフロアへ入る事ができたのですが、そもそもチェックイン開始もあと11時間後くらいでした。
仕方がないので、近くの態度が悪すぎる店員さんがいる珈琲屋さんで時間を潰すことにします。
でも無事に時間が経ちまして、次の目的地へ行けるようになりました。
今回も最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。次回もお楽しみにしていてください!
それでは、また。