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〓アスワン 観光・旅行〓 ひとりで世界旅行(アスワンの旅記 in 🇪🇬)ー1/1編

 みなさん、こんにちは。アッサラーム・アライクム。(アラビア語で、こんにちはです)

 

 本日3月15,16,17日はエジプトのアスワンに行きました。私は小学生の頃から、質素なフレームの中に独特の色が絶妙に包含されているエジプト美術に憧れていて、長い年月が経ちようやくこの地に足を踏み入れることができました。

 

 そのため、アスワン国際空港に到着した時点で、エジプトの地に足を踏み入れた事実に対してテンションは右肩のぼりでした。しかしその前に、ローマのレオナルド・ダヴィンチ=フィウミチーノ国際空港にて、ヴェネツィア無印良品で買ったスーツケースを飛行機内に持ち込むのに追加料金として90ユーロかかりました(当時のレート換算で、11,376円)。

「いや、追加料金1万円以上って.....」

 

 また飛行機は、この空港を定刻通りに飛び立ち定刻通りにアスワン国際空港に降り立ったのですが、その降り立った時刻が夜の22:00頃.......。

 

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「水色星」のイタリア 🇮🇹のローマから、「黒星」のエジプト🇪🇬のアブ・シンベル(アスワン)へ

 ですので結局アスワンに着いた時には、荷物の追加料金と到着時間での右肩下がりのテンションと、エジプトに到着できた喜びの右肩上がりのテンションのダブル効果で気分はプラスマイナス0でした。

 

 事前にアスワン国際空港からホテルまでの移動手段はネットで調べましたが、元々鉄道は通っていなくて、バスもこの時間には運行していないので、やはりタクシーで行くしかありませんでした。

 

 夜も深くなり始め、辺りに目立った街灯は数本だけであったので恐る恐るタクシーを探しますが、向こうの方でおじさま達がごそごそとたむろっているでありませんか。一見、光が見えたかの様に思われますが、民族衣装を着たおじさまが10人超いて、恐怖でとてつもなく怖かったです。(トートロジー

 

 ですが、話しかけないと埒があかないのでその方々に突っ込んで話をすると、待っていました!のごとく笑顔で迎えられました。そして運転手のおじさん曰く、どうやら18kmくらいの道のりを150エジプション(900円くらい)で連れて行ってくれるみたいです。さすが円高、とても安いですね。私の故郷である横浜のタクシー料金だと、初乗り運賃で10km3,000円オーバーなので、この距離を走ったとしたら6,000円くらい掛かってしまいます。この時点でも私の警戒感は半端じゃなかったです。

 

 ホテルに向かっているタクシーの中で、高速道路代として50エジプション(300円くらい)を強引に要求されて、結局合計200エジプションを支払う羽目になりました。事前に提示されていた金額よりも高くなりましたが、そんなことは円高の恩恵で許容範囲でした。うまい棒(30本くらいなので)。

 

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赤い丸が今回泊まったホテルの位置です。

 

 ずっと直線の道をタクシーで走っていき、本日泊まる予定のホテルに着きました。

 

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バスマ・ホテル・アスワン

 

 「えっっっっっっっっっっっっ...........................................超綺麗、笑笑」

 

 想像していた何十倍も綺麗でした。皮肉は言っていませんが、皮肉を言ったかのようでごめんさない。でもそう思ったことは事実です。(笑)

 

 

www.expedia.co.jp

 

 ホテルに着いてから早々と部屋までのデリバリーを頼んで、到着した夕食。その時はもう23時くらいでしたので、夕食ではなく夜食ですね。

 

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バスマ・ホテル・アスワンの夕食(夜食)

 

 こちらの食事も想像していたよりもはるかに豪華でした。それに量も多かったです。

 

 どうしてこんな時間に食事を摂ったかと言いますと、実は今回の地球旅行で現地ツアーを日本でひとつだけH.I.S.さんで申し込みまして、それが本日降りたったアスワンでの「アブ・シンベルツアー」です。どうしてこのツアーに申し込んだかと言いますと、ホテルからアブ・シンベル大神殿までの距離がなんと289kmなんです(笑)。

 

 どうしてもっとアブ・シンベル大神殿に近いアブ・シンベル空港にしなかったのか不思議で仕方ありません。そもそもアブ・シンベル大神殿に近い空港の存在を知らなかったのかもしれません。ここでも事前学習不足が露呈してしまいましたね。

 

  ツアーを申し込んだ次第なのですが、集合時間が「ホテルのフロントに朝の4時までにいるように!」とのことでした。ですので、どうせ生活リズムが崩れてしまうのであれば「もうどうでもいいや!」という投げやりの気持ちでのその時間にご飯を食べた次第です。その日の夜は、次の朝起きれないと感じたので寝ませんでした。

 

 次の日の4:00過ぎ。

 お偉いさんのような容姿をした、スーツ姿でマフィア風(敬意を込めていますw)のH.I.S.の方がお二人ホテルに来まして、少しお話をしてから片方の方と共に車でアブ・シンベル大神殿へ向かいます。

 

  スーツのお兄さんとは別にもう二人のお兄さんが運転役として現れて、そのお兄さんの運転でなっがーーくてデコボコした道のりを経てようやくアブ・シンベル大神殿に到着することができました。

 

 ここだけかもしれませんが、エジプトの道路は数百メートルおきに眠気覚ましとして地面に段差が仕掛けてありまして、がったんごっとんしていました。

 

 このアブ・シンベル大神殿は道路からは見ることは出来ません。駐車場を入って少し小高い丘の裏側に位置しています。

 

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アブ・シンベル大神殿

 

  辺りは非常に開けていて、かつすぐ横にはナイル川も流れていてとても開放的でした。

 

 アブ・シンベル大神殿の4体の像は、全てエジプト新王国第19王朝のファラオラムセス2世の像です。左から若い順に並んでいるので、顔が少しずつ違いました。ちなみに、左から二体目の像ですが、この神殿が完成してから7年目の地震で崩れ落ちたそうです。 

 

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アブ・シンベル大神殿の前でポーズを決める人

 

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アブ・シンベル大神殿の前でジャンプする人

 

  感動のあまりピースをしてジャンプしてしまいました。両方とも私ですよ(笑)。

 下は、アブ・シンベル大神殿の内部の写真です。

 

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アブ・シンベル大神殿の内部

 

 神秘的ですよね。上記3つの写真の一番下の4体の像は向かって左から、メンフィスの守護神プタハ・王の守護神アメン、ラー・神格化されたラムセス2世・太陽神ラー、ホルアクティです。とにかく神様が4体並んでいます。

 

 年に2回、朝日によって神殿の奥まで光が届くように設計されており、右の3体には光は当たりますが、一番左のプタハ神は地下に住んでいる神様なので光が当たらないそうです。築3,200年以上前ですので、その時代から日光の直射を計算できる技術はあったんですね。

 

 この神秘さも私がエジプト美術に興味・憧れを持った由縁かもしれません。

 

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これがナイル川

 

 トップ画像の写真を撮った自分の立ち位置を軸としてアブ・シンベル大神殿の反対側はナイル川が流れていて、こんな感じでした。たまたま木々があったのでそれに併せて写真を撮って、なんかオアシスみたいな感じになりましたけど、エジプトではほとんどが砂漠なのでこういった景色はナイル川を介してる時くらいしか見れないので、現地では珍しいものだと考えます。

 

 ちなみに、アブ・シンベル大神殿からホテルまでの行き帰りで、砂漠の中の舗装されている道を直進してきましたが、車の中からは、あたかも数十、数百メートル先に湖があるかのような幻想・ミラージュを観ることだできました。ただ写真を取ったとしても、単なる砂漠の写真が映るだけなので撮りませんでしたが、実際に見てみたい方は是非足を運んでみてください。

 

 今回の旅記はエジプトのアスワン(正確にはアブ・シンベル)です。このアスワンでは2泊3日しましたが、「アブ・シンベル大神殿」以外特筆して行くところは無かったので、2・3日目はアスワン市内をうろちょろしていました。市内を歩き回ったことを書いても面白いことはないので、今回はこの辺で失礼します。最後までご覧いただきまして、ありがとうございます。

 

 次回もエジプト国内での旅記を記事にします。是非お楽しみにしていてください。

「ファル ナルタキ ・マラタン・ウクラ( ^ω^ )」

 

 それでは、また。